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2015年6月12日
セシルの季節 La saison de Cécile 1995-1999 に豪華コメントを寄稿していただきました!
"セシルの季節"をよく知るみなさまから素晴らしいコメントを寄稿していただきました!!
90年代半ばに突如現れた"小島麻由美"がどういう存在であったのか、当時から現在までご活躍中の音楽家のみなさまからの貴重な時代の証言です。(敬称略/五十音順)
初めて聴いてから20年になるんですね。音楽性はジャズに近かったかもしれませんが、姿勢はパンクだと思いました。あの頃はシャカシャカした音楽ばかりだったから、小島麻由美さんの登場は衝撃的でしたよ。当時担当してたラジオ番組で「どうだー!」と得意げになってかけてた記憶があります。
【草野マサムネ(from Spitz)】
小島さんの歌は衝撃だった。
デビューアルバムはめちゃくちゃ聴いた。
自分も歌手だから、頑張らないとなぁ、と思った。
同世代の人で初めて歌がすごいと意識した人だ。
【曽我部恵一】
小島さんとは、彼女のデビュー前、まだレコード会社の育成期間に担当のディレクターを通じて知り合いました。もう、20年以上前か、、。
当方はまだ作風を模索中でしたが、彼女が作る曲は最初っから「小島麻由美」でした。ファーストアルバムではヴォーカリストとしての表現力も凄いのだと再認識させられました。
よく呑み歩きました。世間では“不思議ちゃん”と思われていたようですが、会話が飛躍することはあっても支離滅裂なことは言わないので楽しいお酒でしたね。
この度、かつて私が歌詞を提供したもののお蔵入りになっていた作品が発表されました。
「ピアノで猫を轢いてしまったカップル」とか、そんな内容の歌詞は駄目に決まっているだろ!と昔の自分を一喝してやりたい。
でも、自分も最初から自分だったのだとあらためて知り、ジーンとしました。
小島さん、ありがとう。
【堀込高樹(KIRINJI)】
BOXのブックレットには安田謙一氏による1万文字オーバーの渾身のライナーノーツを収録しており、蔵出しの写真とともに、更に深く"小島麻由美という現象"を掘り下げていただいております。
コメントにもあるように、キリンジとしてデビューする前の堀込氏が作詞で参加している蔵出し楽曲「猫轢いちゃった」など、音源も豪華絢爛アウトテイク曲ほか、ボーナス・トラック多数収録。当時発売されることなく蔵入りとなっていた幻の4thアルバム『愛のミラージュ』の再構築にあたっては、2015年の小島麻由美が、当時未完に終わった楽曲数曲に新たに歌を吹き込み、約15年の歳月を経た自分と対峙するなど、単なるアウトテイク/デモ音源にとどまらない充実内容になっています。
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